「普段目に留まらないものを見つけに行く場所」―ぱめ(@pame_book)さん―

「#推し本屋さん マイスター」No.001 ぱめ(@pame_book)さん

Q.普段、どんな本屋さんへ行くことが多いですか?

好きな作家さんの新刊が出たときは近所や職場近くのチェーン書店さんに行くこともありますが、
休日は行ったことのない本屋さんに行ってみたいので、SNSで見て気になっていた個人書店さんに行ったり、カフェ併設の本屋さんで1日ゆっくり過ごしたり、大型書店まで足を伸ばしてまとめ買いしちゃうこともあります。
時々、本屋さんを目的地とした読書旅行に出かけるときも。

もともと小説ばかり読んでいたので、本屋さんに行ったら小説の品揃えはまず見ちゃいます。
あとは書店員さんのおすすめがわかるPOPは、自分では関心を持っていなかったところに目を向けさせてくれるので、けっこうしっかり見ています。
やっぱりネットだと目的の本や自分の好きな本しか見ないですが、自分と違う視点を見せてくれるところが本屋さんに行くことの醍醐味ですよね。
個人書店さんはさらに店主さんのおすすめしたい本が強調されるので「そこでしか出合えない本」を求めて行っています。

最近は旅行をするのも本屋さんを目的地にしたり、ブックホテルに泊まってほとんど観光もせず本を読んでいるということも。
好きな作家さんの作品に出てくる場所を周るというような聖地巡礼の旅をしたこともあります。
千早茜さんのエッセイに出てきた京都のバーに行ったとき、店主さんが「千早さんファンがよく来るよ。一番遠いところだと北海道から来た人もいた」と言っていたので、意外と同じようなことをしている人が多いのかもしれませんね。

Q.”推したくなる”のはどんな本屋さんですか?

本に囲まれた空間って、それだけで落ち着いた気持ちになれるので、ブックカフェやカフェを併設した本屋さんは推したくなります。
私が「#推し本屋さん」でもご紹介した「本と茶 NABO(ネイボ)」(上田市)や「本と珈琲 梟書茶房」(池袋)、「文喫 栄」(名古屋)などがお気に入りです。

それから、あるジャンルに特化した専門店のような本屋さんも、普段出合えない本に出合えたり、新しい視点を教えてくれたりして楽しいです。
名古屋に新しくできた「謎解き生活」はミステリー本専門店ですが、ミステリーと一口に言っても、
古典から始まり警察小説、女性作家、メフィスト賞や江戸川乱歩賞の受賞作…など順路を追って本屋さんの中をめぐっていける作りなのが新鮮で。
ミステリー本は好きでよく読んでいましたが、普段は目に留まらないような本が目に留まって、新しい出合いにつながりました。

本屋さんに読書グッズなどがあるとけっこう集めちゃうので、オリジナルのブックカバーやしおりがある本屋さんにも行きたくなります。
ブックチャームのガチャガチャで出たブックカバーがほしくて、実際の本屋さんに行ったこともあったりします。

まだまだ行ってみたい本屋さんがたくさんあるので、いろんな切り口から本屋さんを楽しんで行きたいと思います。


この記事の監修者
株式会社G.B.

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